このSDGsが叫ばれる時代にリアルファーは倫理観の問題から避けられることが多くなってきました。
そもそもSDGsと聞いて皆様何を思い浮かべますか?
再生可能な?よく分からないままなんとなくそうかも?で行動されている方も多いのではないでしょうか。
SDGsが叫ばれるようになってからレザーは悪者扱いされるようになってきました。
ファーなどは特に悪者扱いされる傾向が強いです。
確かに毛皮を取るために育てられ、毛皮のために殺される動物がいるというのもまた事実ではありますが
そうではない毛皮もあることも事実です。
例えば日本では畑を荒らす鹿を駆除しますが、その駆除された鹿の毛皮は
絨毯やバッグに変えられて活用されています。
これまた人間のエゴではありますが、従来日本人は特にこうやって
頂いた命を余すところ無く大切にしてきた民族でもあると思います。
今回私が紹介したいアルパカのファー。
こちらもまた、勘違いされているファーの1つであると感じています。
アルパカはアンデス山脈4000~5000mの環境で生活しています。その中でどうしても
・寒さで亡くなってしまう子
・生まれつき身体が弱く環境に耐えられない子
・生まれてくるときに何かしらの原因で死産になる子
・寒い環境の中で食べ物が思うように無く飢えで亡くなってしまう子
こういう子たちが一定数いるのです。
今まではこの亡くなってしまった子たちはゴミとして捨てられていました。
ゴミとして捨てる=臭いや衛生問題も少なからず発生してきます。
このファーを長く大切に扱ってもらいたいと立ち上がったペルーの会社と今回コラボすることが決まりました。
この捨てられていたファーを買い取ることでアンデス山脈に暮らし、アルパカを育てることで生計を立てている
現地民にとっても生活の支えになるのです。
最近はエコレザーというアップルレザー、パイナップルレザー
サボテンレザーなどありますが、SDGsだとウケがいいからビジネスになるからと
石油も使い、レザーのようには耐久性も低いエコレザーも多く出回っています。
SDGsのために環境に良いとはいえないレザーを見た目や言い回しだけ良く伝えている
そんな会社や製品も多くあることは知っておいてください。
牛革に関してもお肉を取った後、皮は捨てられていましたがレザーにすることで
頂いた命は全て使い切るということになっているのかなと思います。
牛革がメインに使われている時代でも毎年アメリカでは1.5億トンの皮が今でも捨てられていて
捨てる場所、衛生問題、悪臭問題など多くの問題を引き起こしています。
この牛革やアルパカファーなどはエコレザー、SDGsと叫ばれる時代より遙か昔からずっと行っていた
本当のSDGsなのです。
ビジネスのために作られた信念のないSDGsをやっている会社よりも
昔からずっと変わらず続けてきた会社を私は応援したいと思います。
※エコレザーを否定しているわけではありません。
続きを読む: ファーとSDGs~アルパカファー~
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